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2019-01-13

神話とタロット

エジプト神話で最も有名なストーリーにセトとホルスの戦いがあります。
これがタロットのベースに流れているストーリーです。

エジプトの大地の神ゲブと天空の女神ヌトの間に、長兄オシリス、長女イシス、次男セト、次女ネフティスという4人の子供が産まれます。
4人はそれぞれ結婚しました。やがて太陽神ラーは王位を長兄オシリスに譲りますが、弟のセトは嫉妬してオシリスへの憎悪を募らせていまました。

あるとき、オシリスとその妹で妻のイシスが列席する宴の場に、余興としてセトが五彩に彩どられた装飾棺を持ち込みました。
セトはこの棺に合うものにこれを贈ると約束します。オシリスが試してみると、ぴったり納まります。これはセトの陰謀で、兄を殺害するために、兄の身体に合わせて棺を作っていたのでした。セトは共謀者と共に棺の蓋に釘を打ち込み、隙間を鉛で封じ、ナイル川に投げ込んでしまいます。

セトは王位を奪い取り、イシスに結婚を申し込みます。イシスはこれに応じず、ナイル河畔にオシリスを探す旅に出かけます。オシリスの棺は、ビブロスの海岸に流れ着いていました。イシスはなんとか棺を見つけて死体を取り戻し、魔術的に息を吹き返らせます。

これを知ったセトは、オシリスの身体を14に切断して地上にばら撒きました。イシスはこれを拾い集めますが、14番目の部分(男根)だけはナイル川に落ちて魚に食べられてしまったので、金で複製しました。オシリスは復活しますが不完全だったため、死者の世界の神として生きることになります。

その後イシスは亡きオシリスと魔術的に交わり、ホルスを産みます。
オシリスの時代は終わり、ホルスの時代へと移行します。

セトが象徴する時代は、物質文明、高度情報化社会
オシリスの時代は、社会の構造に従う社会
ホルスの時代は、自身の中に神性を見出す社会


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