2018年夏の土用はいつから?
土用(どよう)は、暦の雑節です。
土用とは土旺用事(どおうようじ)の略。
1年のうちに4回あり、四立(立夏・立秋・立冬・立春)の直前約18日間です。
陰陽五行説では、春・夏・秋・冬を 木・火・金・水とし、
土を各季節の変わり目に当てはめました。
土用の開始日の定義は「平気」と「定気」で異なります。
平気法では
四立(冬至の約136.97日・228.28日・319.59日・45.66日後)の18日前、
定気法では
四立(太陽黄経45度・135度・225度・315度)の18度前、
つまり、27度・117度・207度・297度となる日が土用の入りです。
目安としては、
春土用:毎年4月17日前後~5月5日前後まで
夏土用:毎年7月20日前後~8月6日前後まで
秋土用:毎年10月20日前後~11月6日前後まで
冬土用:毎年1月17日前後~2月3日前後まで
となります。
日本の国立天文台では「暦要項の雑節」で、
定気法での土用の入りの日時を発表しています。
http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/yoko/2018/rekiyou182.html
2018年は
冬土用:1月17日
春土用:4月17日
夏土用:7月20日
秋土用:10月20日
2018年夏の土用は
7月20日から8月6日まで になります。
土用の過ごし方
土用の期間は、土を司る土公神(どくしん/どくじん)という神様が支配するので、
土を動かしてはいけないとされています。
ですからこの期間は、土いじり、引越し、旅行、水遊びを避けて、
勉強などをして静かに暮らすとよいです。
雑草取りは吉なので、お家の断捨離で、
運気アップの準備をしておきましょう。
土用期間に避けた方がよいのは以下のことです。
土に関すること
土公神がゆっくりしていたいので、
土いじり、穴を掘る、増改築、地鎮祭などはよくないとされています。
ただし、この期間ずっと土に関することができないと生活に支障をきたすので
間日(まび)が設けられています。
この日は土公神が天上界に行っているので、土いじりはOKなのです。
冬の土用・・・寅、卯、巳の日
春の土用・・・巳、午、酉の日
夏の土用・・・卯、辰、申の日
秋の土用・・・未、酉、亥の日
新しいこと
季節の変わり目で、体調を崩しやすいので、
新しいこと、つまり、新居購入、就職、結婚、開業などは避けて
静かに過ごすのがよいとされています。
方角に関すること
土用の期間は、旅行、引越しは避けるべきとされています。
さらに、土用殺(どようさつ)と呼ばれる凶方位があります。
土用期間中は、五黄土星の気を受ける時期なので、
五黄殺とほぼ同じの凶作用を受けると考えらています。
春土用:南東
夏土用:南西
秋土用:北西
冬土用:北東
また土用は、脾臓、膵臓や腸と心臓に負担がかかります。
ですから、脂っぽいお肉、お酒は控えます。
なので夏はうなぎ、冬は真鱈 がよいとされているのですね。
また土用は夜更かしをすると体調を崩しがちになるので、
遅くても10時15分頃には床に入るように心がけるといいです。