お彼岸の意味
彼岸とは
彼岸(ひがん)は雑節の一つ。
春分・秋分を中日とし、前後各3日を合わせた7日間。
お墓参りのイメージですが、厳密には
中日に先祖に感謝し、残る6日は悟りの境地に達するのに必要な
6つの徳目「六波羅蜜」を1日に1つずつ修める日でもあるようです。
この期間に行う仏事を「彼岸会(ひがんえ)」と呼び、
これは日本独自のものだそうです。
彼岸の始まりは、
浄土思想で信じられている「極楽浄土」は西方の遙か彼方にあると考えられ、
春分と秋分は、太陽が真東から昇り、真西に沈むので、
西方に沈む太陽を礼拝し、遙か彼方の極楽浄土に思いをはせたことだそうです。
また、仏教では生死の海を渡って到達する悟りの世界を「彼岸」といい、
その反対側の私達がいる世界を「此岸(しがん)」といいます。
彼岸は西に、此岸は東にあるとされているので、
春分と秋分は、彼岸と此岸がもっとも通じやすくなると考え、
先祖供養をし、春の種まきや秋の収穫とも結びついて
お彼岸は大切な行事となりました。
2017年の春の彼岸は
3月17日(金):彼岸入り
3月20日(月):彼岸の中日(=春分の日。祝日)
3月23日(木):彼岸明け
となります。
1年のはじまり?
西洋占星術では、春分の日が1年のスタートの日になっていますが、
東洋占星術では、スタートは2月4日(立春)。
お彼岸は季節の変わり目で、小さな土用です。
ようやく土が温まり始めるときでもあります。
あの世とつながるということは、いろんな霊たちが行き来しているということで、
新しいことを始めるのにはあまりふさわしくありません。
スタートに向くのは、3月23日、26日、27日。
西洋と東洋、考え方がかなり違っていて、
ちょっとづつ聞きかじっていると迷えるところでもありますが、
なにを採用するかは自分次第。
正しいとか間違っているというのはないので、
どちらが腑に落ちるか、で判断するしかないようで。
私はおとなしく、掃除片づけなどをしようと思います。